第6回展 人間浄瑠璃
M@M 第6回の企画展では、伝統芸能「人形浄瑠璃文楽」の人形遣い である桐竹勘十郎と、美術家・森村泰昌による初のコラボレーション をご覧いただきます。
森村泰昌は、さまざまな名画や歴史上の人物にみずから扮し、セルフ ポートレイト作品として発表を続けてきました。その対象は、老若男女、 洋の東西を問いません。制作現場では、モリムラの身体はまるで人形のように変幻自在です。
対する桐竹勘十郎は、中身が空洞の人形を、まるで血の通った人間の ように操ります。文楽人形は、三人の人形遣いがぴたりと息をあわせ ることで初めて、一人の人物として動き出します。主導する勘十郎は 人形だけでなく、人間をも操っているといえるでしょう。
伝統芸能と現代美術という、一見するとかけ離れた領域をになう二人。
何の因果か運命か、
たがいの拠点・大阪の地で巡り会い、
手をたずさえての初共演。
またとない機会を、どうぞお楽しみください。
人間浄瑠璃とは
「人間浄瑠璃」とは 美術家・森村泰昌と人形浄瑠璃文楽の人形遣い・桐竹勘十郎による創作プロジェクトです。 二人の創意に満ちた、展覧会と公演の開催を予定しています。
森村泰昌 × 桐竹勘十郎
二人展「お手を拝借‼️」
変幻自在の人形的モリムラ
×
命吹き込む 人形遣い勘十郎。
前代未聞の二人展、 トザイ、トーザイ!
森村泰昌 |
M@M で初めて、日本美術がテーマとなったモリムラ作品を一堂に展示します。 キーワードは「大阪」と「芸能」。 大阪画壇を牽引した北野恒富の美人画から、 歌舞伎役者を描いた東洲斎写楽の浮世絵まで、 にっぽんのモリムラを和のしつらえでご覧いただきます。
森村泰昌《 北野恒富・考/参(百選会/ロマン・ド・ラ・ローゼ)》2011 年森村泰昌《セルフ・ポートレイト/写楽 定之進としての私》1996 年森村泰昌《真似美絵(栖鳳先生のために)》2021 年
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桐竹勘十郎 |
文楽人形が舞台を飛びだし、M@M に出現! 名場面を「人形インスタレーション」で再現展示します。 また、創作公演に向けて勘十郎みずから制作した「モリムラの手」や、 25 年間で 200 枚以上を描いた「観劇記念スタンプ」原画など、 " 作り手勘十郎 " をたっぷりお見せします。 |
会期 2021/11/19 FRI - 4/24 SUN
開館時間= 12:00時 – 18:00時 金・土・日曜日のみ開館
入館料= 一般 ・大学生 600円、 高校生・中学生 200円 小学生以下 無料
※ 年末は 2021年 12月19 日[日]まで、年始は 2022年 1月 14日[金]から開館
※ 2月26日・27日(土・日)は10:00– 18:00
※ 新型コロナウイルスの感染拡大により、 会期が変更になる場合がございます。詳しい情報は、 ホームページおよび でお知らせいたします。
特別協力=千島土地株式会社
主催=モリムラ ミュージアム
共催=森村桐竹人間浄瑠璃プロジェクト実行委員会
公演のお知らせ モリムラが文楽人形に成りかわり、勘十郎が遣う実験的表現 ! 日 程: 2022 年 早春 ※詳細が決まり次第、M@M ホームページ、メルマガ、SNS にて公表いたします。 |